2021年 01月 08日
パッセンジャーズ ( Passengers ) |
GYAO!で視聴。
2008年、アメリカ; 監督:ロドリゴ・ガルシア; 主演:アン・ハサウェイ;
飛行機事故で生き残った5人の乗客が次々と行方をくらます。
セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、飛行機事故で生き残った5人の乗客のカウンセリングを担当することになる。しかし、グループ・セラピーをしていると不審な男がのぞいていたり、生き残った5人の記憶に食い違いがあったり、航空会社の者に横やりを入れられそうになったり、なかなかスムースに進まない。やがて、グループ・セラピーを欠席する人が出てくる。……
ミステリ仕立てで、最後まで引っ張っていかれました。昔のテレビドラマ「トワイライトゾーン」をリッチに仕上げた感じですかね。全体の雰囲気はヨーロッパ映画のようですが、アメリカ作品です。クレアと同じアパートに住む老婦人を演じたダイアン・ウィーストがさすがな存在感、でもクレアから見るとちょっとこわい雰囲気、あやしいかんじ、それがすごくうまく出ている。
90分くらいのこういう映画を週にひとつ見られれば、私は楽しくホームステイできます。
by nesskoDiary
| 2021-01-08 20:47
| 映画
|
Comments(4)
弊記事へのコメント有難うございました。
つまらなくはなかったけれど、純文学作者ロドリゴ・ガルシアという観点から観たので、僕はちょっとなまなかな印象を覚えてしまいました。こういう時監督の名前で見るのはマイナスなのかもしれませんね(反省)。
>90分くらいのこういう映画を週にひとつ見られれば
そんなに短かったですか! 90分から100分くらいで充実した内容の映画が観られれば、最高ですね。
つまらなくはなかったけれど、純文学作者ロドリゴ・ガルシアという観点から観たので、僕はちょっとなまなかな印象を覚えてしまいました。こういう時監督の名前で見るのはマイナスなのかもしれませんね(反省)。
>90分くらいのこういう映画を週にひとつ見られれば
そんなに短かったですか! 90分から100分くらいで充実した内容の映画が観られれば、最高ですね。
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by
nesskoDiary at 2021-01-09 10:58
> オカピーさん
コメントありがとうございます。
>純文学作者ロドリゴ・ガルシア
私はそういうの知らないまま、たぶんはじめてガルシア作品を見たのですね。
この映画、事故が起こってアン・ハサウェイが仕事に向かうあたりからちょっとちぐはぐなところがあって、ビミョーに不穏な雰囲気が漂ってますが、だんだん話が進むにつれて、それが平仄があっていたのがわかるんですね。そこらへんはうまいと思いましたが、こういう話は人によって好き嫌いが分かれるだろうというのもあります。監督は、人間ドラマを描いているのですが、ああいうの受け付けないタイプはいますよね。
90分強ぐらいの長さでした、最近の映画は昔に比べると時間が長くなっている傾向があって、90分くらいだとB級娯楽的なものになりがちですが、これはそうでもなく、変な言い方ですが純文学系少女マンガみたいでした。
コメントありがとうございます。
>純文学作者ロドリゴ・ガルシア
私はそういうの知らないまま、たぶんはじめてガルシア作品を見たのですね。
この映画、事故が起こってアン・ハサウェイが仕事に向かうあたりからちょっとちぐはぐなところがあって、ビミョーに不穏な雰囲気が漂ってますが、だんだん話が進むにつれて、それが平仄があっていたのがわかるんですね。そこらへんはうまいと思いましたが、こういう話は人によって好き嫌いが分かれるだろうというのもあります。監督は、人間ドラマを描いているのですが、ああいうの受け付けないタイプはいますよね。
90分強ぐらいの長さでした、最近の映画は昔に比べると時間が長くなっている傾向があって、90分くらいだとB級娯楽的なものになりがちですが、これはそうでもなく、変な言い方ですが純文学系少女マンガみたいでした。
コメント・アゲインです。
>私はそういうの知らないまま、たぶんはじめてガルシア作品を見たのですね。
父親は、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスです。純文学と言っても比較的解りやすい作品を撮っていると思いますが。
>純文学系少女マンガみたい
二歳年上の姉が中学から高校にかけて少女コミック雑誌(「なかよし」「りぼん」中心)を買っていて、年下ゆえに早く帰って来た時間を利用して、盗み読みしていた時代が2,3年あります。少年コミック雑誌は殆ど読んだことがなく、少女コミック誌は少しだけ知っている、という変な経験の持主です(笑)
なので、仰る意味は少し解ります。
>私はそういうの知らないまま、たぶんはじめてガルシア作品を見たのですね。
父親は、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスです。純文学と言っても比較的解りやすい作品を撮っていると思いますが。
>純文学系少女マンガみたい
二歳年上の姉が中学から高校にかけて少女コミック雑誌(「なかよし」「りぼん」中心)を買っていて、年下ゆえに早く帰って来た時間を利用して、盗み読みしていた時代が2,3年あります。少年コミック雑誌は殆ど読んだことがなく、少女コミック誌は少しだけ知っている、という変な経験の持主です(笑)
なので、仰る意味は少し解ります。
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by
nesskoDiary at 2021-01-10 13:22
> オカピーさん
>父親は、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスです。
あーそうだったんですか。知らなかったです、ガルシア=マルケスは読んだのは『エレンディラ』だけですが、あれは映画化を念頭に書かれて、実際に映画化されていますね。映画もよかったですよ。ご息女が映画監督になっているんですね。
>少女コミック誌は少しだけ知っている
私の年代だと、妙に少女マンガが好きな男子というのが一定数いましたね。オカピーさんもその系譜なのでしょうか。少女マンガですが、あのころは、ちょっと短編心理小説みたいなのもよくあったんですね、今のは知らないですけれども。この映画も登場人物の心理状態を描くのが本筋だったんだろうなって。
>父親は、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスです。
あーそうだったんですか。知らなかったです、ガルシア=マルケスは読んだのは『エレンディラ』だけですが、あれは映画化を念頭に書かれて、実際に映画化されていますね。映画もよかったですよ。ご息女が映画監督になっているんですね。
>少女コミック誌は少しだけ知っている
私の年代だと、妙に少女マンガが好きな男子というのが一定数いましたね。オカピーさんもその系譜なのでしょうか。少女マンガですが、あのころは、ちょっと短編心理小説みたいなのもよくあったんですね、今のは知らないですけれども。この映画も登場人物の心理状態を描くのが本筋だったんだろうなって。