2023年 02月 04日
パリの調香師 しあわせの香りを探して ( Les parfums ) |
Amazon Prime Video で視聴。
2019年、フランス; 監督:グレゴリー・マーニュ; 主演:エマニュエル・ドゥボス、グレゴリー・モンテル
挫折した天才調香師と運転手の交流を描く。
アンヌ(エマニュエル・ドゥボス)は調香師としては天才的能力があったが、かつて挫折を経験し、いまは香りの世界に閉じこもるような日々。運転手として雇われたギヨーム(グレゴリー・モンテル)は、初めはめんどうな顧客だと見えたアンヌの才能のすばらしさとまじめな人柄に気づく。……
パリを舞台にした人情噺。グレゴリー・モンテル演じるギヨームにほどよい愛嬌があるので、ほんわかしたおかしみで日常あるあるな光景が包まれ、自分の殻に閉じこもっていたアンヌも心の扉を徐々に開き出します。そして崖っぷち状態だったギヨームにも知らなかった世界への道が開けてチャンスが訪れる。
パリ、そして地方、フランスのきれいな風景が観られるのもうれしい。
そして、調香師という仕事の幅の広さを見せてくれる映画でもありました。香水だけじゃないのね、調香師が関わるのは。
頑固で繊細なアンヌを演じたエマニュエル・ドゥボスもすばらしいです。
by nesskoDiary
| 2023-02-04 10:31
| 映画
|
Comments(2)
弊記事へのコメント有難うございました。
職業紹介編の趣きのある作品でもありましたね。
>挫折した天才調香師と運転手の交流を描く
「グリーンブック」などに似て、なかなか微笑ましく描かれていますが、型通りという印象は免れませんでした。僕は相当数を観ていますので、他の人に比べてどうしてもそういうことになりがちです。
ただ、コメディー寄りのフランス映画は下品になることが多い中、ヒロインの性格もあって、凛としたムードが漂う上品な作品になっているのが良いですね。
職業紹介編の趣きのある作品でもありましたね。
>挫折した天才調香師と運転手の交流を描く
「グリーンブック」などに似て、なかなか微笑ましく描かれていますが、型通りという印象は免れませんでした。僕は相当数を観ていますので、他の人に比べてどうしてもそういうことになりがちです。
ただ、コメディー寄りのフランス映画は下品になることが多い中、ヒロインの性格もあって、凛としたムードが漂う上品な作品になっているのが良いですね。
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Commented
by
nesskoDiary at 2023-02-05 12:10
> オカピーさん
コメントありがとうございます。
>コメディー寄りのフランス映画は下品になることが多い
そう、フランスはコメディは下手というか、日本人の感性に合わないんですかね。風刺マンガもシャリルなんとかみたいな気持ち悪いだけのものになるし。グランギニョルも下品だし。
この映画とか、コメディというよりも、登場人物の性格に愛嬌を持たせておかしみを出す、みたいにしたのでいいかんじで仕上がってると見ました。
コメントありがとうございます。
>コメディー寄りのフランス映画は下品になることが多い
そう、フランスはコメディは下手というか、日本人の感性に合わないんですかね。風刺マンガもシャリルなんとかみたいな気持ち悪いだけのものになるし。グランギニョルも下品だし。
この映画とか、コメディというよりも、登場人物の性格に愛嬌を持たせておかしみを出す、みたいにしたのでいいかんじで仕上がってると見ました。